当社では、JFEスチールの高品質のコイルを素材として、最新鋭の設備を駆使し外径267.4㎜以下の丸形鋼管、
200㎜角以下の角形鋼管(正方形、長方形)を、高周波溶接により製造しています。
また、お客様のご要望に応じて、鋼管(丸および角)の亜鉛めっき処理・短管切断・高精度切断、
および角形鋼管のカラー塗装も実施しています。
当社では薄肉管製造の安定性と製品品質の再現性を向上させるため、FFX Mill※を導入しています。FFX Millは、従来型のロールフォーミングと異なり、特殊な孔型を持つ成形ロールをコンピュータにより位置制御することで、製品サイズ毎のロール交換が不要となる設備です。高品質な溶接管を安定して製造するために、溶接部近傍の成形に重点を置いたパススケジュールが採用されています。また、成形ロールの位置を数値管理するシステムにより、いつも最適な条件で製品を製造し、お客様に提供することが可能です。
※ FFXは株式会社中田製作所の登録商標です。
電縫鋼管の溶接品質（健全性、ビード形状等）は、入力、圧接力、および突合せ形状の3要素で決まります。小径厚肉鋼管は相対的に内径が小さくなるので、内面ビードの平滑な切削は難しくなりますが、当社では上記3要素のバランスを最適にコントロールすることで、切削し易い内面ビードを作り込んでいます。この技術によって、最小9.5㎜という極小内径鋼管の内面ビードも安定して切削することができます。
2017年の経営統合等によって、当社は姉ヶ崎、伊勢原、磐田、知多の4つの製造拠点体制となりました。
4つの工場でそれぞれ培った技術・操業ノウハウを融合させながら、「ものづくり」の力をさらに進化させていきます。
| 製造設備 | 呼称 | 基数 | 製造可能範囲 | 最大長さ |
|---|---|---|---|---|
| 電縫管ライン （高周波誘導溶接） |
2”ミル | 1 基 | 外径 19.1～50.8mm | 8.0ｍ |
| 2-3/8”ミル | 1 基 | 外径 19.1～60.5mm | ||
| 4-1/2”ミル | 1 基 | 丸管外径 60.5～114.3mm 角管辺長 50～100mm |
12.0ｍ | |
| 10-3/4”ミル | 1 基 | 丸管外径：114.3～267.4mm 角管辺長：100～200mm |
18.0m | |
| スリッターライン | 1 基 | |||
| 角形鋼管カラー塗装ライン | 1 基 | 赤、グレー | ||
| パイプ短管切断設備 | 3 基 | |||
| 各種試験・検査設備 | 引張り試験機 | 1 基 |
| 製造設備 | 呼称 | 基数 | 製造可能範囲 | 最大長さ |
|---|---|---|---|---|
| 電縫管ライン （高周波誘導溶接） |
伊勢原１号機 | 1 基 | 外径 17.3～21.7mm | 6.5m |
| 伊勢原３号機 | 1 基 | 外径 21.7～42.7mm | 7.3m | |
| 高周波熱処理ライン | 1 基 | |||
| 各種試験・検査設備 | UT設備 | 1 基 | ||
| 引張り試験機 | 2 基 |
| 製造設備 | 呼称 | 基数 | 製造可能範囲 | 最大長さ |
|---|---|---|---|---|
| 電縫管ライン （高周波誘導溶接） |
磐田１号機 | 1 基 | 外径 12.7～31.8mm | 7.5m |
| 磐田２号機 | 1 基 | 外径 10.0～17.3mm | 6.5m | |
| コイルドパイプ | ||||
| 捻子切ライン | 1 基 | 6.5ｍ | ||
| パイプ短管切断設備 | 2 基 | |||
| 各種試験・検査設備 | 引張り試験機 | 1 基 |
| 製造設備 | 呼称 | 基数 | 製造可能範囲 | 最大長さ |
|---|---|---|---|---|
| ヒストリー鋼管設備 （高周波誘導溶接） |
CBR成形ミル | 1 基 | 外径 21.7～114.3ｍｍ | 7.5ｍ |
| 小径電縫鋼管設備 （高周波誘導溶接） |
6“ミル | 1 基 | 外径 60.5～165.2ｍｍ | 15ｍ |
| スリッターライン | 1 基 | |||
| シーム熱処理設備 | 1 基 | |||
| NDI設備 | UT設備 | 2 基 |
